ヒル空軍基地、F-35Aエレファント・ウォーク 完全な戦闘能力を獲得

ヒル空軍基地、F-35Aエレファント・ウォーク 完全な戦闘能力を獲得

ニュース画像 1枚目:F-35AライトニングII エレファント・ウォーク
© U.S. Air Force photo by R. Nial Bradshaw
F-35AライトニングII エレファント・ウォーク

ヒル空軍基地は2019年1月6日(月)、戦闘向けF-35AライトニングII初号機を配備して4年強で、完全な戦闘能力の獲得を達成したと公表しました。これに合わせ、同基地でF-35Aライトニング78機によるエレファント・ウォークを実施しました。

ヒル空軍基地は第388戦闘航空団(FW)と第419戦闘航空団(FW)が展開し、それぞれF-16から機種変更を終えたこととなります。完全な戦闘能力の獲得により、訓練されたパイロットと整備士、さらに78機のF-35Aの飛行任務に必要なサポート体制も整ったことを示します。

アメリカ空軍は2016年8月、F-35AライトニングIIの初期作戦能力(IOC)を宣言して以来、その能力を拡張し、388FWと419FWはいくつかの大規模な戦闘演習に参加しているほか、太平洋と2つの中東への展開を支援しています。

この能力獲得を受け、388FW指揮官のスティーブン・ベーマー大佐は「これはF-35A戦闘作戦の始まりであり、いつどこでも必要なときに展開できるよう集中する」とコメントを発表しています。

なお、ヒル空軍基地へのF-35A初号機は2015年9月に到着し、78機目は2019年12月に到着しています。その間、基地配備の隊員たちは航空機システムと能力の成熟にあわせ、戦術訓練とその開発を進めています。その中で、引き渡しされ基地到着から24時間以内に戦闘訓練任務を遂行するなど、必要に応じて工場からF-35Aを戦闘任務に配備することが可能であることを確認しています。

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