オランダ空軍は2020年2月7日(金)、レーワルデン空軍基地の2機のF-16AMが12時30分ごろ離陸し、フレボランド州上空を飛ぶセスナをインターセプトしたと発表しました。
これは、スコットランドに向かうセスナが、航空管制との無線交信が途切れたための措置でした。数分後、セスナと交通管制との通信が回復し、F-16AMは訓練飛行に切り替えました。
年中無休で昼夜を問わず、緊急対応のために飛行可能なF-16が常に2機、待機しており、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国が24時間体制で防空体制を整え、その対応の一連の任務にあたることをクイックリアクションアラート(QRA)と呼びます。
オランダとベルギーは2017年以来、ルクセンブルクを加えた「ベネルクス空域」のQRAを実施しています。オランダのフォルケル空軍基地とレーワルデン空軍基地、ベルギーのフローレンヌ空軍基地とクライネ・ブローゲル空軍基地が交替で対応しています。