第八管区海上保安本部は2020年2月14日(金)、日本赤十字社兵庫県支部と南海トラフ地震に備えた合同訓練を初めて実施しました。この訓練は、日本赤十字社との業務協力に基づき、大規模地震が発災した場合の円滑な災害時医療体制の確立と連携強化を目的としています。
当日は、京都府舞鶴市の海上保安学校巡視船みうら桟橋で実施されました。海上保安庁から、舞鶴海上保安部所属の災害対応型巡視船「みうら(PL-22)」が参加しています。「みうら」に搭載機はありませんが、船尾の甲板はヘリコプター甲板としても使用できます。
訓練は、巡視船「みうら」で船内救護所の設営訓練や、岸壁救護所の展開設営訓練、救護所と合同本部の運営訓練が実施されています。船内救護所の設営訓練では、日本赤十字社の日本赤十字国内型緊急対応ユニット「dERU」を「みうら」に搭載し、船内に救護所を展開設営しました。