海保、2月17日に羽田航空基地所属機で西之島の噴火活動を観測

海保、2月17日に羽田航空基地所属機で西之島の噴火活動を観測

ニュース画像 1枚目:西之島の全景、2月17日に航空機から撮影
© 海上保安庁
西之島の全景、2月17日に航空機から撮影

海上保安庁は2020年2月18日(火)、羽田航空基地所属の航空機で実施した西之島の火山活動観測の状況を発表しました。

観測は2月17日(月)の午後に実施され、噴火活動は火砕丘の中央火口から連続した噴火が認められました。薄い灰色の噴煙が高度およそ600メートル(m)まで上がり、噴石の飛散は火砕丘の麓で収まっています。

溶岩は、西之島北岸から東岸にかけて海へ流入しており、溶岩流の先端から白色の水蒸気が認められました。2月4日(火)に西之島の南方約9キロメートルで確認された薄い黄緑色の変色水は、天候不良のため確認できませんでした。

海上保安庁は、今回の調査により、噴火による影響が及ぶおそれがあるため、半径1.4海里以内の周辺海域警戒の航行警報により、付近航行船舶に注意を呼びかけています。また、2月4日(火)に確認した西之島の南方約9キロメートルの変色水についても航行警報を発出し、付近航行船舶に注意を呼びかけています。

期日: 2020/02/17
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