ノルウェー空軍のF-35A、初めてロシア軍機をインターセプト

ノルウェー空軍のF-35A、初めてロシア軍機をインターセプト

ニュース画像 1枚目:ツポレフTu-142
© Luftforsvaret
ツポレフTu-142

ノルウェー空軍は、2020年3月7日(土)にF-35Aがクイックリアクションアラート(QRA)で、ロシア軍機を初めてインターセプトしたと発表しました。対象となったのは、ロシア海軍の対潜哨戒機Tu-142M「ベアF」でした。

ノルウェー空軍のF-35Aは2月29日(土)から「北大西洋条約機構(NATO)によるアイスランドの領空警備」でアイスランドに展開していますが、3月7日(土)の歴史的なインターセプトはオーランド基地から行いました。

同じ3月7日(土)、F-16AMがポド基地を離陸してロシア海軍のTu-142MR「ベアJ」とMig-31にインターセプトし、F-35Aが引き継ぎました。ロシア軍機はさらに南下したため、イギリス空軍(RAF)のユーロファイター・タイフーンに引き継ぎました。その後、ロシア軍機が引き返しため、F-35AとF-16AMが再びインターセプトしました。ロシア軍機は、ノルウェーの領空に入ることなく国際空域での飛行を継続しました。

ノルウェー空軍のF-35Aはこれまでに22機を受領し、15機はオーランド基地に配備され、7機は訓練のためアメリカのルーク空軍基地に配備されています。ノルウェー空軍は最終的に、52機を配備する予定です。2020年にはF-16からNATOミッションの「クイックリアクションアラート(QRA)」を引き継ぎ、2025年までにはF-35Aが完全に機能するようになります。

■ロシア側からのインターセプトの様子
期日: 2020/03/07
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