エティハド航空は2020年3月10日(火)、中国インターネットサービス大手のテンセント・ホールディングスとの提携を発表しました。
旅行産業のイノベーションとデジタル化における発展と成長の促進を目的とした覚書を締結し、エティハド航空は、顧客体験の強化と顧客に提供する選択肢の拡充、また中国人旅行者へのサービス向上を目指します。
この提携では、テンセントのクラウドコンピューティング能力と、中国最大のSNS「WeChat」などのプラットフォームを活用、テンセントのネットワークやエコシステムパートナーを通じて、中国またその他の潜在的地域における顧客エンゲージメント戦略を適切にサポートします。
エティハド航空はWeChatでミニプログラムを開始し、同プラットフォームでサービスを展開する最初の国際航空会社となっています。このミニプログラムでは、WeChat内で顧客と交流することができ、個別のアプリなどをダウンロードする必要がありません。
新型コロナウイルスで困難を極めるこの時期に、テンセントと提携することで、エティハド航空は重要な中国市場への強いサポートを表明する形となります。