イギリス空軍は2020年3月11日(水)、C-17AグローブマスターⅢでイギリス政府が用意したシリア難民向けの人道支援物資37トンをトルコのハヤットに空輸しました。人道支援物資はシリア北部、トルコとの国境近くのイドリブのシリア難民に届けられます。
物資は、シェルター、衛生キット、毛布、浄水タブレット、調理器具、ランタンなどが含まれています。これはシリア政府の爆撃の標的に、学校、保育園、病院となっていることから、トルコ赤新月社の協力でシリア難民に届けられます。
イギリスのベン・ウォーレス国防相はアンカラを訪問し、トルコのフルシ・アカル国防相と会談し、トルコと連帯してシリア難民に支援することになりました。イギリスはシリア内戦で、2011年以降31億ポンド以上を提供し、食料やワクチンなどの医療援助など人道支援を展開してきました。
イギリス空軍はC-17Aを2001年から4機をリースで導入しましたが途中から購入に切り替え、さらに追加で4機を導入し、合計8機を運用しています。