第4航空団第11飛行隊「ブルーインパルス」の3番機を担ってきたT-4「66-5745」が2020年3月20日(金・祝)、「東京2020オリンピック聖火リレー 聖火到着式」を花道に、用途廃棄となりました。
ブルーインパルスで使用するT-4は、独自の改造が施され、スモーク装置の追加、ラダーの舵角増加、キャノピーの強化、低高度警戒装置などが追加されています。
T-4は、航空自衛隊のT-1とT-33で行われていた操縦教育を1機種でこなせる機体を目指し、川崎重工が開発しました。原型機は1985年7月に初飛行し、2003年3月までに212機を納入しました。諸元は全長13メートル、全幅9.9メートル、全高4.6メートル、最大速度マッハ0.9、実用上昇限度12,192メートル、航続距離1,297キロメートル、最大離陸重量約7,500キログラムです。