南紀白浜エアポートとNEC、ドラレコ活用の滑走路調査で実証実験

南紀白浜エアポートとNEC、ドラレコ活用の滑走路調査で実証実験

ニュース画像 1枚目:ドラレコを設置するパトロール車
© NEC
ドラレコを設置するパトロール車

南紀白浜エアポートとNECは2020年3月31日(火)、ドライブレコーダーを活用した滑走路面の調査と、点検の効率化に関する実証実験の実施について、覚書を締結しました。

この実験は、NECが開発中の道路劣化AI診断サービス「くるみえ for Cities」を活用し、南紀白浜空港で滑走路面のき裂や損傷などを自動検知する技術の開発と実用化を目指します。NECはドライブレコーダーと付属部品の準備と設置、撮影した画像データの分析、南紀白浜エアポートは車両走行場所の提供、空港事業者との各種調整などを担当します。

南紀白浜エアポートは、施設の維持管理にIoTを活用した先進空港を目指しています。この取り組みの実用化により、保守点検の人材が限られている地方空港で、目視で実施されている滑走路の日常点検をドライブレコーダーの画像認識による自動点検に置き換え、属人性を低減させた点検が可能になります。また、軽度のき裂、損傷を早期に発見・補修することで、空港の更なる安全を実現します。

なお、実験期間は3月30日(月)から12月末までとしていますが、両社合意の上で延長する場合があるとしています。

期日: 2020/03/30 〜 2020/12/31
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