アメリカ空軍と陸上自衛隊は2020年3月27日(金)、「パシフィック・ウィーゼル(PACIFIC WEASEL)」演習を実施しました。アメリカ空軍からは、第35戦闘航空団(35FW)の第13戦闘飛行隊(13FS)と第14戦闘飛行隊(14FS)のF-16Cが参加、陸上自衛隊からは八戸駐屯地の第101高射特科隊が参加しました。
「パシフィック・ウィーゼル」演習は、2018年から行われている日米統合演習です。三沢基地の近くの天ヶ森射爆撃場(Draughon Range)で行われました。アメリカ空軍は、攻撃と防御と役割別に別れ、それぞれが与えられた目的と任務を遂行する演習を通じ、パイロットの能力を高めました。第101高射特科隊も演習を通じ、実際のシナリオに基づき防衛時の相互能力を確認する機会となりました。
35FWは、インド太平洋地域で敵防空網制圧(SEAD)、通称「ワイルド・ウィーゼル」を任務とする唯一の部隊です。アラスカで行われる「レッドフラッグ・アラスカ20-01」への参加を予定していましたが、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響でキャンセルになり、こうした相互演習は貴重な経験を積む機会となりました。
35FWは「パシフィック・ウィーゼル」が今後、コープ・ノース、レッドフラッグ・アラスカなどの大規模演習を補完する演習になることを希望するともコメントしています。