イギリス空軍は、新型コロナウィルス(COVID-19)の対応で政府活動を支援しています。同時に北大西洋条約機構(NATO)によるバルト三国領空警備も開始しました。イギリス空軍のタイフーンは夏まで、リトアニアを拠点に領空警備にあたる予定です。
ウィッタリング空軍基地の第2機械輸送中隊は、スペアパーツなどをリトアニアへ輸送するため、イギリス全土の空軍基地から400トンを超えるパーツを集めています。リトアニアでは、第5001中隊がタイフーンのシェルターの構築や派遣中の活動を支援します。
「NATOによるバルト三国の領空警備」は、2004年3月から行われている、バルト三国に対するNATOの防衛協力です。ソ連から独立したエストニア、ラトビア、リトアニアは、有効な航空戦力を保持していないため、NATO加盟諸国が持ち回りで戦闘機を短期派遣し、その領空警備を担っています。