アルゼンチン空軍は2020年4月3日(金)、保健省からの依頼で新型コロナウィルス(COVID-19)感染対策の物資を国内で空輸したと発表しました。
エル・パロマル空軍基地第1航空旅団のフォッカーF28-1000Cフェローシップ、シリアル「TC-52」が、ホルヘ・ニューベリー空港で保健省からCOVID-19感染対策で委託された49式の人工呼吸器や、アルコールジェル、スプレーなどを搭載し、サルタ、フフイ、トゥクマン、サンティアゴ・デル・エステロ、カタマルカ、ラ・リオハ、チャコ、フォルモサ、コリエンテス、ミシオネスの各州に空輸しました。
F28-1000Cは、オランダのフォッカーが開発した旅客機です。1967年5月に初飛行し、計6機種、241機を製造しました。1980年代から90年代にかけて新技術を導入し、胴体を延長したF70/100が開発されています。F28-1000の諸元は、全長27.4メートル、全幅23.6メートル、実用上昇限界高度10,675メートル、最高速度849キロメートルです。