ロッキード・マーティン、アメリカ空軍とU-2近代化改修の契約締結

ロッキード・マーティン、アメリカ空軍とU-2近代化改修の契約締結

ニュース画像 1枚目:U-2Sドラゴンレディ
© Lockheed Martin
U-2Sドラゴンレディ

ロッキード・マーティンは2020年4月9日(木)、アメリカ空軍の偵察機U-2Sドラゴンレディのアビオニクスについて、アップグレード契約を5,000万ドルで締結しました。これによりU-2は、将来の戦場に偵察任務の支援を継続することになります。

契約には、アメリカ空軍のオープンミッションシステム(OMS)規格に準じて設計したミッションコンピューターの更新と、最新のグラスコクピットへの更新が含まれています。2021年半ばに更新を開始し、2022年初頭には完全に機能するオープンミッションシステム(OMS)規格を導入した航空機になります。

U-2は、ロッキードがアメリカ中央情報局(CIA)の発注で開発し、1955年8月4日(木)に初飛行した高高度偵察機です。1960年5月1日(日)ソ連上空を偵察飛行中にソ連軍の地対空ミサイルに撃墜された「U-2撃墜事件」で有名になりましたが、1959年9月24日(木)に神奈川県藤沢市の藤沢飛行場に不時着し、「黒いジェット機事件」として有名になった同一機体でした。CIAのほか、アメリカ空軍と台湾空軍で運用され、センサーやエンジンなど様々な改良が施され、現在も第一線で活躍する偵察機です。

期日: 2020/04/09
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