セントラルヘリコプターサービス、「MeTra」で緊急対処訓練を実施

セントラルヘリコプターサービス、「MeTra」で緊急対処訓練を実施

静岡県東部でドクターヘリを運航するセントラルヘリコプターサービスは2020年3月上旬、緊急対処訓練を実施しました。同社では不測の事態に備え、訓練を定期的に実施しています。

今回の訓練は、「ドクターヘリで患者搬送中に機内より発煙し、緊急着陸をした」という想定で、訓練用シミュレーター「MeTra」を使用し、離陸から着陸、患者の搬送など、ドクターヘリの一連の運航が模擬されました。「MeTra」内では、スモークマシーンによる「発煙」が再現されるなど、リアルな訓練が実施され、事務所内では現場のサポートや関係機関へ対応する訓練が併せて実施されています。

「MeTra」は、ドクターヘリ運航に関わる医療関係者、整備士、操縦士が個別、またはチームとして訓練できる日本で初めての訓練用シミュレーターです。このシミュレーターでは、実機のエンジン音や、エンジン音による座席振動も再現できるため、より飛行状態に近い環境を作り出すことができます。また、カメラとスピーカーが装備され、機外から訓練状況を確認できるようになっています。

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