デルタ航空は2020年4月27日(月)、テクニカル・オペレーション部門と子会社のデルタ・フライト・プロダクツが高度な製造能力を組み合わせ、使い捨て輸送用コンテナを迅速に配置し、再利用可能な治療ポッドへの改造を開始したと発表しました。
新型コロナウイルス(COVID-19)に感染、または他の病原体と接触した可能性のある米軍兵士を無事に帰還させるための設備で、ポッドには病原体の拡散を防ぐためのHEPAろ過機能を備えた負圧コンパートメントに加え、適切な数の座席や軍用ストレッチャーを収容するコンパートメントも用意されています。
軍用輸送機の内部に取り付けることができる設計で、最大32席を収容でき、状況に応じてストレッチャーを代わりに配置することもできます。米国空軍、UTSシステムズなどと提携して製造された試作品は4月中旬に納品され、今後数カ月で25台、また追加でさらに50台の追加納品の可能性もあると説明しています。