イギリス空軍のユーロファイター・タイフーンFGRは2020年4月28日(火)、リトアニアで、北大西洋条約機構(NATO)によるバルト三国領空警備を開始しました。派遣された部隊は、ロジーマス空軍基地を拠点とする第6飛行隊です。
第135遠征航空団(EAW)として、約150名の要員とタイフーンをリトアニアのシャウレイ空軍基地に配備し、スペイン空軍のF/A-18と共同で夏まで任務に就きます。
「NATOによるバルト三国の領空警備」は、2004年3月から行われている、バルト三国に対するNATOの防衛協力です。ソ連から独立したエストニア、ラトビア、リトアニアは、有効な航空戦力を保持していないため、NATO加盟諸国が持ち回りで戦闘機を短期派遣し、その領空警備を担っています。