アメリカ空軍エルスワース空軍基地で2020年4月30日(木)、南シナ海から帰還してタキシング中の全地球打撃コマンド(AFGSC)第28爆撃航空団のB-1Bランサーの様子が公開されました。B-1Bは、4月下旬に日本周辺で航空自衛隊と訓練を実施したり、南シナ海を作戦で飛行し、インド太平洋地域でプレゼンスを示しました。
B-1は低空を高速で飛行、侵攻できる爆撃機としてロックウェルが開発し、1974年10月に初飛行しました。カーター政権時に開発中止の判断が下されましたが、レーガン政権が復活させ、これまでに100機が配備されています。イラクを空爆した1998年の「砂漠の狐作戦」で実戦デビューし、その後はアフガニスタンやリビア、シリアなどで実戦投入されています。
諸元は、全幅23.84から41.66メートル、全長44.43メートル、全高10.24メートル、最大離陸重量213,192キログラム、最大速度マッハ1.25、実用上昇限度18,288メートル、航続距離5,543キロメートルです。