エルメンドルフ・リチャードソン統合基地で2020年5月5日(火)、「ムース・ウォーク」が実施されました。一般的には「エレファント・ウォーク」として知られていますが、アラスカに多く生息する野生動物で、シカ科最大の「ムース(ヘラジカ)」とC-17グローブマスターIIIに敬意を表して呼ばれた名称です。
「ムース・ウォーク」には、第3航空団(3AW)、第176航空団(176WG)、第477戦闘航空群(477FG)が参加し、F-22ラプター、C-17グローブマスターIII、E-3セントリー、C-12Fヒューロン、C-130Jスーパーハーキュリーズ、HH-60Gペイブホークが揃い、地域の安定を確保するための即応体制と作戦に参加する航空機の戦闘力を誇示しました。
特に現在は新型コロナウイルス(COVID-19)で、アメリカ軍もその対応に追われる中、戦略的な空輸、防空、捜索救助を含む176WGの任務が中断されることなく、維持されていることを示し、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)の防衛任務の遂行力にも影響が無いことを示しています。