ドイツの青空を貫く「ベルケの剣」

ドイツの青空を貫く「ベルケの剣」

ニュース画像 1枚目:ユーロファイター・タイフーン特別塗装機「ベルケの剣」
© Bundeswehr/Dahmen
ユーロファイター・タイフーン特別塗装機「ベルケの剣」

ドイツ空軍ネルフェニッヒ航空基地のTLG31「ベルケ」は2020年5月5日(火)、ユーロファイター・タイフーンの特別塗装機「ベルケの剣」を披露しました。これは1961年にTLG31に部隊名「ベルケ」が付き、2021年に60周年を迎える節目を記念したものです。

「ベルケの剣」には、胴体と主翼、垂直尾翼に剣と稲妻、部隊の紋章、機体下部には部隊で運用した4機種の航空機のシルエットが描かれています。

「ベルケ」とは、第1次世界大戦のドイツ陸軍で戦闘機のパイロットとなったオズヴァルト・ベルケ陸軍大尉のことで、史上初めて40機を撃墜したエースです。ベルケ大尉は1916年10月28日(土)、イギリス軍との空戦中に僚機と衝突、不時着した時の怪我で亡くなりました。現代の空戦にも通用する「ベルケの空戦八箇条 (ベルケの格言)」を残し、航空戦術の父と称されています。

期日: 2020/05/05から
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