メキシコ航空史上で最長フライト、アエロメヒコが787-9で深圳から

メキシコ航空史上で最長フライト、アエロメヒコが787-9で深圳から

ニュース画像 1枚目:Chofu Spotter Ariaさんの航空フォト
© FlyTeam Chofu Spotter Ariaさん
Chofu Spotter Ariaさんの航空フォト

アエロメヒコ航空は2020年5月下旬、ワイドボディ機の787-9、機体記号(レジ)「N446AM」を使用し、メキシコの航空史上で最長距離、直線距離で14,147キロメートル(km)のフライトとなる、メキシコシティ/深圳間を運航しました。

このフライトは5月24日(日)にメキシコシティを出発し、成田に給油のためのテクニカルランディングを経て深圳に到着しました。翌5月25日(月)には深圳を出発し、5月26日(火)早朝にメキシコシティに戻りました。このフライトに搭載された物資は医薬品でした。

なお、アエロメヒコ航空は5月下旬の1週間で、100本の専用貨物便を運航し、14カ国へ、計1,400トンの医療品を輸送しています。飛行時間は3,600時間以上、関係者数は1,300人以上、飛行距離は270万キロメートル以上で、地球を67回周遊した計算になります。

アエロメヒコ航空は新型コロナウイルス(COVID-19)による危機的状況の中、逆境の中にもチャンスがあるとして、今回のフライトを実現に導いてくれた乗務員や技術者など全ての関係者に感謝の意を伝えています。

787-9は、787ドリームライナーの3機種で最も航続距離が長い14,140kmの性能があり、カンタス航空がロンドン・ヒースローからシドニーまでカタログ値より長い17,016kmを19時間19分で飛行した事例もあります。

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