全日空(ANA)は2020年5月29日(金)、運航乗務員の飲酒に伴う定期便の出発遅延について、航空局からの事業改善命令に対する報告書を提出しました。
この事案は2019年11月7日(木)、福岡発羽田行きANA242便へ乗務予定の機長から、乗務前のアルコール検査で国の基準を超えるアルコール濃度が検知されたことから、調査と再発防止策を報告し、航空局が行政処分を下したものです。
再発防止策として、運航乗務員の意識改革とアルコールに関する教育の見直し、運航乗務員の飲酒に関する自己管理の強化、アルコール検査体制の再構築、報告書に記載された再発防止策の見直し、改善措置の実施状況についての定期的報告を実施します。
ANAは、今回の事業改善命令を厳正に受け止め、安全運航を堅持するとともに、さらなる対策の実施を含め、全役職員一丸となって再発防止を図り、信頼回復に努める方針です。