パーソナルモビリティの生産・販売を手がけるWHILLは2020年6月8日(月)、羽田空港第1ターミナルに自動運転技術を搭載したパーソナルモビリティが導入されたと発表しました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止とソーシャルディスタンシング対策として、「WHILL自動運転システム」が採用されました。
空港で人搬送用途での自動運転パーソナルモビリティの実用化は、今回が世界初となります。WHILLは2019年から、国内外の空港で「WHILL自動運転システム」の実証実験を実施してきました。実証実験はのべ11回、通算400人の空港利用者や空港関係者がこのシステムを利用しています。
羽田空港では、長距離歩行に不安がある方で、かつWHILL自動運転システムの利用を希望する方にこのサービスを提供します。これにより、介助スタッフがいなくても空港内を移動できるため、近距離での接触による感染拡大のリスクが軽減できます。
WHILLは、自動運転システムの採用により介助スタッフがいなくても空港内の移動ができ、利用者、介助スタッフとも感染リスクを下げ、ウィズコロナ時代の「新常態」の一部になるとみています。