三菱航空機、スペースジェット開発を適切な規模に縮小 新型コロナ影響

三菱航空機、スペースジェット開発を適切な規模に縮小 新型コロナ影響

ニュース画像 1枚目:スペースジェット M90 10号機
© 三菱航空機
スペースジェット M90 10号機

三菱航空機は2020年6月15日(月)、スペースジェット開発活動について適切な規模でM90の型式証明取得に向けて取り組む方針を決定し、段階的に組織と活動の見直しを実施すると発表しました。チーフエンジニア兼技術本部長には、川口泰彦執行役員をあて、代表取締役の丹羽髙興社長が引き続き事業全般を運営します。

これまで納期が遅れている中、新たに新型コロナウイルス(COVID-19)が発生し、世界経済への多大な影響があり、中でも航空業界への影響は甚大かつ広範囲に渡り、回復に数年を要すると見込まれています。

こうした環境下で開発活動を適切な規模に縮小しつつ、スペースジェットM90の型式証明取得を続ける方針で、組織や活動を見直しつつ、型式証明飛行試験(TC飛行試験)の効率を高める体制とします。2020年度は現在の設計を機体レベルで整理・確認し、3,900時間超の飛行試験データーを検証する活動に注力します。

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