ロシアン・ヘリコプターズ初、民間向け北極圏仕様Mi-8AMT製造

ロシアン・ヘリコプターズ初、民間向け北極圏仕様Mi-8AMT製造

ニュース画像 1枚目:Mi-8AMT
© Rostec
Mi-8AMT

ロステックは2020年6月19日(金)、傘下のロシアン・ヘリコプターズが民間向けで初の北極圏仕様Mi-8AMT「ピップ」の製造を開始したと公表しました。Mi-8AMTは、ロシア連邦航空局の独立委員会から、飛行試験プログラムの承認を受け、東シベリアのウラン・ウデ航空機工場で製造を進めています。

Mi-8AMT北極圏仕様は、極低温の屋外で長期間駐機してもエンジンを迅速に始動できるように、ホースをゴムからテフロンに変更し、トランスミッション部品を加熱する装置を搭載しています。機体は、貨物室を保護するため、ドアに断熱シャッターを採用し、機体にカバーをして低温、湿度、強風から保護しています。

長距離飛行を可能にするため、2つの燃料タンクを追加して最大航続距離が1,400キロメートルになり、緊急浮力システムも搭載し、広大な北極海を飛行できます。夜間で厳しい天候の状態で、衛星や無線信号を失った場合でも飛行出来る特別なナビゲーションシステムを搭載しています。

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