フランス空軍は2020年、第二次世界大戦中のフランスとソ連の協力の象徴である「ノルマンディ・ニーメン」戦闘飛行隊の帰国75周年を祝いました。これを記念して6月20日(土)、第118モン・ド・マルサン空軍基地の「ノルマンディ・ニーメン」戦闘飛行隊のダッソー・ラファールCに特別塗装を施して公開しました。
「ノルマンディ・ニーメン」は、自由フランス軍の戦闘飛行隊として1942年に設立されました。飛行隊はソ連の戦闘機、ヤコブレフYak-1B、Yak-9D、Yak-3などを使って戦いました。1945年の終戦までソ連軍と共に戦い、1945年6月20日(水)にフランスのパリ、ブルジェに着陸して帰国しました。
その後、1949年から1951年にかけて第一次インドシナ戦争で航空支援を実施、1962年にはアルジェリア戦争に参加しました。1973年にミラージュF1Cを受領、2009年7月3日(金)に休隊しました。ラファールの戦闘飛行隊として2012年6月に復活し、現在に至ります。
ル・ブルジェ航空宇宙博物館には、「ノルマンディ・ニーメン」の展示コーナーがあり、Yak-3が保存展示されています。