朝鮮戦争に纏わるファミリーヒストリー

朝鮮戦争に纏わるファミリーヒストリー

ニュース画像 1枚目:ロッキードF-80C
© U.S. Air Force
ロッキードF-80C

韓国に派遣されるアメリカ空軍(USAF)の兵士は、様々な経験をします。朝鮮半島では、1950年6月25日(日)に北朝鮮軍が韓国に侵攻して朝鮮戦争が始まりました。11月8日(水)には中国軍のMiG-15とUSAFのF-80Cによる史上初のジェット戦闘機同士の空中戦が行われています。休戦協定が1953年7月27日(月)に結ばれるまで、約3年にわたる戦争でした。

烏山空軍基地に異動したUSAFのある兵士は、彼の祖父や親族の数人が朝鮮戦争に参戦した事は知っていました。第51戦闘航空団の記念品などの展示で、朝鮮戦争中の戦死者・戦闘中の行方不明者リストに、テネシー州出身で第25戦闘迎撃飛行隊のパイロット「ウィリアム・R・キンブロー」の名を見つけました。

「キンブロー」のスペルが異なっていましたが、キンブロー家の多くはテネシー州の出身と知り家族に問い合わせたところ、祖父の従兄弟と判明しました。「ウィリアム・R・キンブロー」は1950年12月12日(火)にロッキードF-80Cで出撃し、北朝鮮の新義州飛行場で対空砲火を受け、行方不明になりました。

朝鮮戦争で多くのアメリカ人が戦闘に参加しました。生還した人、命を落とした人、彼らが守った韓国はその後経済が繁栄し、現在5,100万人が住み、今もアメリカ軍が韓国の安全に寄与しています。

※配信当初に一部、誤りがありました。修正するとともに改めて公開しています。(2020-06-29 21:55)

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