シアトル港湾局、地域社会のため300万ドルを追加投資

シアトル港湾局は2020年6月25日(木)、新型コロナウイルス(COVID-19)からの復興対策として、地域社会のために300万ドルを投資する計画を発表しました。シアトル国際空港などを含む関連産業において、雇用を創出し、地域経済の活性化を促します。

この投資は、恵まれない地域社会に住む16歳から24歳の若者を対象とした労働開発プログラムと、観光を通じた経済機会の再構築に使用されます。若者の失業率はパンデミック前は8%でしたが、4月は27%、5月は25%と通常の3倍以上となりました。また、レジャー、ホスピタリティ業界における失業は、州内の全失業者の42%と、大きな割合を占めています。

シアトル港湾局はこのほか、景気後退にも関わらず、15億ドルをかけた建設プロジェクトを継続することにより、雇用の創出に貢献しているほか、空港内の飲食店や小売店のテナントに対する年間最低保証を不要とするなどの財政的救済措置も実施しています。