カタール、コロナ禍でも持続可能な運航に注力 A380運航停止を継続

カタール、コロナ禍でも持続可能な運航に注力 A380運航停止を継続

ニュース画像 1枚目:カタール航空 A380
© Qatar Airways
カタール航空 A380

カタール航空は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けた路線ネットワークの再構築に取り組んでいますが、その過程でも持続可能性を重視した運航に注力しています。カタール航空は、中東で初めて、また世界で5番目に国際航空運送協会(IATA)の環境アセスメントプログラムの最高レベルを獲得した航空会社です。

現在、30機の787と49機のA350で運航を継続しており、座席数の多い大型のA380はビジネス面と環境面の両方からその利用の妥当性がないため、全10機の運航を停止しています。A380は、A350と比較すると、特定路線で1回のフライトあたり二酸化排出量が80%以上多いことが分かっています。

低い搭乗率でA380を運航することは、環境責任を果たしていると言えず、商業的にも課題が多く、カタール航空は適切なレベルに需要が戻るまでA380は運航せず、今後も適切なサイズの機材を使用する方針です。

特定の機材に依存することがなかった戦略投資のおかげで、パンデミック最中も運航を停止することなく運航を継続し続け、200万人以上の帰国を支援しました。これは、多様な機材構成に由来するとカタール航空は説明しています。

メニューを開く