第374空輸航空団と第1空挺団が空挺降下訓練

第374空輸航空団と第1空挺団が空挺降下訓練

ニュース画像 1枚目:王城寺原演習場で空挺降下訓練
© U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Gabrielle Spalding
王城寺原演習場で空挺降下訓練

横田基地第374空輸航空団(374AW)と陸上自衛隊第1空挺団は2020年7月8日(水)と7月9日(木)の2日間、王城寺原演習場で空挺降下訓練を実施しました。二国間訓練を通じて能力を向上させ、相互運用性を高め、チームとして戦うことができます。

約120名の陸上自衛隊空挺隊員が、生存・回避・抵抗・脱出(SERE)専門官、C-130Jスーパーハーキュリーズの操縦士、ロードマスター、ジャンプマスターなどと訓練を実施しました。訓練の重点は、空挺隊員の資格の維持、人員投下、コミュニケーション、ホスト国の調整、口頭による降下手順(VIRS)でした。

VIRSは、陸上自衛隊で使われる空挺降下方式で、パイロットが航空機のナビゲーションを使い、空挺降下地点を目指す代わりに、地上の管制官がナビゲーションを務め、左または右に操縦するよう指示し、降下の指令を出してタイミングを知らせる方法です。

C-130が最高高度に達すると、貨物室のサイドドアが開き、空挺隊員がジャンプする態勢が整いますが、口頭でコミュニケーションを図るのは不可能な状態になります。この場合は手信号が重要になり、空挺隊員と搭乗員が正しく意思疎通をするため、訓練では空挺隊員、ロードマスター、ジャンプマスターの間で信号が確認されました。

天候、言葉の壁、新型コロナウィルス感染症の予防措置など、一連の訓練で特有の課題に直面しながらも、参加者はそれらを克服し、訓練の目的を達成しました。

メニューを開く