エアアジア・エックスは2020年第2四半期(4月~6月)の輸送実績を発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大により3月から運休し、中・長距離国際線を運航するエアアジア・エックスは、パンデミックの影響を大きく受け、需要は蒸発した状態が続いています。
エアアジア・エックスが第2四半期に運航した便は、本国送還便と貨物便で必要とされる最低限に止まりました。送還用チャーター便と貨物便は計146区間を運航し、搭乗者数は前年の145万5,052人から99.8%減の2,291人でした。就航地の国境が閉鎖されたままのため、運休は現在も継続中です。
タイを拠点とする中・長距離の国際線を運航するタイ・エアアジア・エックスも、第2四半期の搭乗者数は309人と旅客数は大幅に減少し、こちらも運休継続中です。
両社ともに日本路線の定期便があり、エアアジア・エックスはクアラルンプール発着の新千歳、羽田、成田、関西、福岡線など、タイ・エアアジア・エックスはバンコク・ドンムアン発着の成田、関西、新千歳、名古屋(セントレア)、福岡線があります。いずれも現在は運休しています。