テキストロンが開発するセスナ・スカイクーリエの飛行試験機3機目「P2」が、2020年9月28日(月)に初飛行しました。フライトは90分間で、速度210ノット、高度15,000フィートを記録しています。P2は旅客機として2機目の機体で、ほか2機と同様にスカイクーリエの型式証明を取得する認証プログラムに投入されます。
認証プログラムは3機体制で実施される計画で、今回のP2とこれまでに製造されたプロトタイプ機は窓と脱出ハッチを含む旅客機仕様、8月に初飛行を終えたP1は貨物専用機となっています。このうち、P2は主にアビオニクス、可燃性流体試験、エグリン空軍基地内のマッキンリー気候研究所で低温・高温試験に使用されます。
スカイクーリエは、6,000ポンドの積載能力を持つ貨物仕様、19席を搭載する旅客仕様、あるいは旅客・貨物コンビ仕様など、共通のプラットフォームをベースにしながら用途に合わせたさまざまな構成で提供される予定です。