テキストロンが開発するセスナ・スカイクーリエは2020年8月11日(火)、2機目の飛行試験機「P1」で初飛行しました。P1は、スカイクーリエの飛行試験認証プログラムに投入され、スカイクーリエの貨物機として構成された初の機体です。飛行試験は3機体制で実施される計画です。
「P1」の初飛行では、最高高度14,200フィート、最高速度210ノットを記録しています。1時35分の試験飛行は、主に推進力、環境制御、アビオニクスシステムなどの動作が確認されました。
スカイクーリエの試験初号機は、5月17日(日)に初飛行して以来、これまで38回、計76時間以上の飛行を記録しています。この飛行試験を通じ、速度や重心領域の拡大、エンジンとプロペラの予備テスト、安定性や操縦性に関する試験を済ませています。
スカイクーリエは、6,000ポンドの積載能力を持つ貨物仕様、19席を搭載する旅客仕様、あるいは旅客・貨物コンビ仕様など、共通のプラットフォームをベースにしながら用途に合わせたさまざまな構成で納入される予定です。