防衛省は2020年10月2日(金)12時23分ごろ、ロシア機の領空侵犯が発生したと発表しました。場所は北海道知床岬の領海上空で、ロシアのMi-8ヘリコプター1機が確認されています。これに対応し、航空自衛隊が戦闘機を緊急発進させて対応しています。
防衛省が公表している航空自衛隊撮影の画像によると、機体記号(レジ)は「RA-24139」で、ロシアの緊急医療輸送サービス(EMS)を担うNational Air Ambulance Service(NCCA)の所属機で、ロシアのロステックが2019年1月に引き渡ししています。NCCAは、サハリン地域で航空緊急医療搬送サービスの提供が認可されています。
領空侵入時、空自機が警告を発し、数分で領空から退去しています。政府は、外務省を通じロシア政府に抗議しています。領空侵入の要因は不明ですが、何らかの計器不具合の可能性も考えられます。