エアアジア・ジャパンは2020年10月5日(月)、事業廃止を決定しました。国土交通省へ、12月5日(土)に全路線を廃止する届出を提出しました。運航開始から3年1カ月、設立からは6年5カ月での廃止です。
2014年7月に設立、中部国際空港(セントレア)を拠点空港に、エアアジア・ジャパンは国内、国際線の定期便を運航してきました。運航開始は2017年10月29日(日)、名古屋(セントレア)/新千歳線でした。2019年8月5日(月)に仙台線、さらにコロナ禍の2020年8月1日(土)、福岡線にそれぞれ就航しました。国際線は、2019年2月1日(金)、名古屋(セントレア)/台北・桃園線に就航しています。
この4路線は、すでに10月からの運休を決定しており、12月5日(土)まで運休を延長する見通しです。運休する路線の航空券を予約済みの旅客には、7日以内に電子メールで連絡するほか、旅客向け専用サポートページも開設されています。
エアアジア・ジャパンは新型コロナウイルスで、各国の出入国規制強化、旅客需要の急減に伴う減便や運休発生で、事業運営に支障が生じました。事業継続に向け、人員削減や広範な経費削減など、経営努力を続けたもののコロナの終息時期の見通しが不透明な状況で事業継続は極めて困難と判断したと説明しています。
今後、航空法など各種法令に従い、事業廃止に向けた手続を進めます。なお、エアアジア・グループ関連企業が運航するエアアジア・エックス、タイ・エアアジア・エックス、タイ・エアアジア、エアアジア・フィリピンの日本路線への影響はありません。