ブリティッシュ・エアウェイズの747、1機が新たな活躍の場

ブリティッシュ・エアウェイズの747、1機が新たな活躍の場

ニュース画像 1枚目:日本への飛来実績もある「G-CIVW」 (ケイエスワルツオーさん撮影)
© FlyTeam ケイエスワルツオーさん
日本への飛来実績もある「G-CIVW」 (ケイエスワルツオーさん撮影)

ブリティッシュ・エアウェイズの退役した747-400の1機が新たな活躍の場を得て、2020年10月22日(木)にダンズフォールド飛行場に着陸しました。機体記号(レジ)「G-CIVW」は、保管されていたカーディフ空港をBA1978E便として13時30分に離陸し、14時15分にダンズフォールド飛行場へ到着、着陸前に1度、滑走路の上空を通過してから最後の着陸を済ませました。

この機体は、テレビや映画の撮影セット、訓練施設として使用されます。また、「空の女王」の大きさを体感してもらうため、保管されるダンズフォールド飛行場で一般公開されます。

ダンズフォールド飛行場は、イギリス空軍が撤退した後、1950年代にホーカー・エアクラフトが使用し、ハンターの開発に始まり、VTOLジェット戦闘機の先駆けでもあるハリアーの開発、さらにはホークの最終組み立てと、軍用機開発で重要な役割を担ってきた場所です。現在は、レッドアローズも飛来するエアショー「ダンスフォールド・ウィングス・アンド・ホイール」の開催地としても知られています。

「G-CIVW」は1998年5月15日(金)、ブリティッシュ・エアウェイズに導入され、運行便数は11,424便、90,617時間を飛行し、その距離は4,500万マイルを記録しています。旅客便としての最後は、2020年3月28日(土)のボストン発ヒースロー行きでした。

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