イギリス空軍向け737AEW&C、初号機がバーミンガム到着

イギリス空軍向け737AEW&C、初号機がバーミンガム到着

ニュース画像 1枚目:イギリス空軍ウェッジテイルAEW Mk1偵察機 イメージ
© Royal Air Force
イギリス空軍ウェッジテイルAEW Mk1偵察機 イメージ

イギリス空軍ウェッジテイルAEW Mk1偵察機として導入される機体が2021年1月7日(木)、バーミンガム空港に到着しました。この機体は機体記号(レジ)「N946BC」として登録されており、中国の金鹿航空でVIP機として使用されたのち、ボーイングが取得していた機体です。フェリーフライトは、アメリカのジョージタウンにあるデラウェア・コースタル空港を出発し、バンゴー国際空港を経由し、大西洋を横断しました。

バーミンガム空港では、STSアビエーション・サービスが早期警戒管制機として運用できるよう、各種の改修を実施します。STSとボーイングは、バーミンガムで100名以上、そのほかブリストルやヨービルなどでも50名を超えるスタッフがこの改修プログラムに携わります。イギリスのウェッジテールには、STSのほか、レオナルドが統合支援システム、タレスUKが各種システムの納入を予定しています。

機体そのものの改修作業は、夏に開始される予定で、ノースロップ・グラマンのマルチロール電子走査アレイ(MESA)レーダーが搭載されます。このレーダーにより、監視・追跡活動を担うクルー向け10席の執務スペースと各種コンソールが機内に設置されます。

イギリス空軍への配備は2023年を予定しています。737AEW&Cはオーストラリア空軍(RAAF)をはじめ、韓国空軍、トルコ空軍などが導入しています。

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