イギリスのギャビン・ウィリアムソン国防長官は2019年3月22日(金)、E-7ウェッジテイルを5機、購入する契約に署名しました。総額19億9,000万ドルで、E-7はE-3Dセントリーを更新し、イギリス空軍(RAF)の早期警戒管制能力を継続、かつ確実に実施する能力を確保します。
E-7の導入で、複雑化が進む戦闘空間での技術的優位性を確保し、パイロットがこれまで以上に効果的に敵機を追跡、標的を捉える状況を維持します。この契約は、オーストラリアとの軍事的パートナーシップを強化するものと位置づけ、すでにE-7Aを運用するオーストラリア空軍との協力を深化させます。E-7Aウェッジテイルは、オーストラリア空軍と共同訓練ですでに運用され、実証済みの機体で、イラクやシリアでの戦闘地で運用済みです。
新機種の導入で、E-3Dは6機から4機に削減します。これにより、RAFは既存の4機での活動に注力できる環境を整え、能力の維持を図ります。E-7Aは、ノースロップ・グラマンのクティブ電子走査レーダーを搭載し、737-700旅客機をベースとした機体です。400万平方キロメートルをおよそ10時間、監視でき、導入を進める第5世代のF-35などと共にイギリス空軍の防衛力強化の中心的な投資となります。