海上保安庁は2021年1月19日(火)、巡視船「えちご(PLH-08)」のフィリピン周辺海域への派遣を中止しました。「えちご」は1月8日(金)に新潟港を出港、フィリピン周辺海域に向かっていましたが、乗船する職員2名の新型コロナウイルス感染が確認され、派遣を見合わせました。派遣時期は再調整します。「えちご」は新型コロナウイルスの影響を考慮し、海外で入港は予定しておらず、無寄港で派遣する計画でした。
フィリピン周辺海域には1月25日(月)、第11管区那覇航空基地に所属するファルコン2000をフィリピン周辺海域へ派遣します。この派遣空海域で哨戒、フィリピン沿岸警備隊と連携訓練を実施します。
海上保安庁は2000年から、東南アジア周辺海域に海賊対策で巡視船を派遣しており、コロナ禍でも沿岸国とともに取り組みを継続する方針です。