関空、航空機到着から1時間で搬出 コロナ・ワクチンの輸送体制を構築

関空、航空機到着から1時間で搬出 コロナ・ワクチンの輸送体制を構築

ニュース画像 1枚目:ワクチン輸送体制 イメージ
© 関西エアポート
ワクチン輸送体制 イメージ

関西エアポートは2021年1月28日(木)、関西国際空港でのワクチン輸送体制を構築したと発表しました。関空は、「迅速」と「安全」な輸送をコンセプトにワクチンのリードタイムを極力短くする体制を構築し、この貨物を最優先で取り扱います。

厳密な温度管理、迅速な輸入手続きなど、新型コロナウイルス感染症ワクチンの輸送では、高度な取扱いが求められています。海外からの輸入にあたり、国内最初の窓口となる空港で、安全・確実な取り扱い、搬送を実現するため、2020年12月に物流に関連する関係者間でKIXワクチン輸送タスクフォースを立ち上げ、協議を進めてきました。

航空機の到着時は、駐機スポットを優先的に割り当て、航空機の貨物取扱スペースが提供されます。この体制により、保冷車が航空機に横付けして直接、引き取りが可能になります。保冷車で貨物上屋まで輸送後は保冷施設で保管されます。その後、貨物が搬出されますが、航空機到着から搬出までの一連の流れの目安は、およそ30分から1時間とみています。

タスクフォースは、国内・国際輸送会社、製薬会社・団体、関係公官庁、グランドハンドリング会社、航空会社が参加しており、各社の連携により、ワクチンの「迅速」と「安全」な輸送を実現します。なお、関空では、関西エアポートと貨物事業者6社で構成される「KIX Pharmaコミュニティ」で国際航空運送協会(IATA)が策定する医薬品航空輸送品質認証制度「CEIV Pharma」を2019年6月に取得しています。

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