新千歳空港、空港除雪作業の省力化・自動化めざし実証実験

新千歳空港、空港除雪作業の省力化・自動化めざし実証実験

ニュース画像 1枚目:実証実験の当日の様子(自車位置測定装置を設置した車両)
© 北海道エアポート
実証実験の当日の様子(自車位置測定装置を設置した車両)

新千歳空港で2021年2月3日(水)から2月5日(金)の3日間、国土交通省が推進する空港除雪作業の省力化・自動化に向けた自車位置測定技術の実証実験が実施されました。

今回の実証実験は、空港制限区域内に降雪・積雪した状態で、一般車両に自車位置測定装置を設置し、最高時速40キロメートル(km)で走行させ、自動位置測定の課題を抽出しました。40km走行は、空港の除雪車両が実際に運用されている速度です。試験は、44~46番スポットに試験フィールドを設け、実験車両を走行させました。

この実証実験には、(1)エルムデータ、(2)パナソニックシステムソリューションズジャパンと三英技研、(3)アイサンテクノロジーと建設技術研究所、マップフォー、(4)NTTドコモ北海道支社の実施案が採用されています。各社とも実車走行を通じ、電波の影響など空港内での特有の影響、車両に搭載するアンテナ・受信機など低温環境、降雨・降雪の防水性能など、運用される環境下で確認しました。

日本では生産年齢人口の減少に伴う労働力不足が顕在化しており、空港運用分野においても、除雪作業の労働力を補うために、省力化・自動化が求められています。新千歳空港を運営する北海道エアポートは、除雪車両の省力化・自動化の導入実現に向け、国土交通省の取り組みを支援しています。

期日: 2021/02/03 〜 2021/02/05
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