13日深夜の地震、仙台空港ひび確認も運航支障なし 防災・自衛隊ヘリ対応

13日深夜の地震、仙台空港ひび確認も運航支障なし 防災・自衛隊ヘリ対応

ニュース画像 1枚目:海上保安庁ヘリ イメージ
© 海上保安庁
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2021年2月13日(土)23時8分ごろ、福島県沖を震源とした最大震度6強の地震発生を受け、朝になり各地の被害状況が判明してきています。国土交通省の防災ヘリコプター3機、海上保安庁の固定翼・回転翼を含む航空機11機、防衛省が陸・海・空自衛隊の各航空機を使用し、上空から被害情報の把握にあたっています。

空港施設では、仙台空港ターミナルビル3階の壁面に縦横30センチメートル、40センチメートルの剥離が数カ所、床面の一部ひび割れ発生が確認されています。これによる運航への影響はなく、2月14日(日)に運航への影響はありません。仙台空港関連では仙台空港鉄道が地震の影響で、始発から運転を見合わせています。

福島空港に影響はありませんが、アクセスで福島空港道路が全面通行止めとなっています。通行止めは、東北自動車道と接続する矢吹ICと玉川IC間で点検を実施するためです。

上空からの確認態勢は、地方整備局の防災ヘリコプターのうち、北海道開発局の「ほっかい号」、北陸地方整備局の「ほくりく号」、中部地方整備局の「まんなか号」などを投入しています。消防庁は仙台市消防航空隊、新潟県消防防災航空隊の消防ヘリコプターをすでに投入し、情報収集活動にあたっています。緊急消防援助隊も11都県から約300隊、およそ1,100名規模が出動する見通しです。

自衛隊は、被災地近くで多賀城駐屯地の第22即応機動連隊、福島駐屯地の第44普通科連隊のそれぞれの初動対応部隊が夜間から対応しています。航空機は、小松基地のF-15Jを偵察に飛ばしたほか、航空救難団百里航空隊のU-125AとUH-60J、霞目駐屯地に配備されている東北方面ヘリコプター隊所属のUH-1、立川駐屯地の東部方面ヘリコプター隊のUH-1、厚木航空基地で第4航空群のP-1、館山航空基地の第21航空群UH-60J、八戸航空基地の第2航空群P-3Cなどを投入しています。

常磐道での土砂崩れなども確認されており、人命救助を最優先とした被災者の救出・救助の支援体制が整えられています。

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