カタール航空は2021年4月6日(火)、ワクチン接種済みの乗務員・乗客のみが搭乗した遊覧フライトを運航しました。カタール航空によると、搭乗者全員がワクチン接種済みのフライトを運航するのは世界初でした。4月10日(土)には同じく中東を拠点とするエミレーツ航空が同様に接種済みの乗務員・乗客のみが搭乗したフライト運航を予定しており、その4日前の運航で「世界初」のタイトルを獲得したかったのかもしれません。
この日運航されたは特別便は、エアバスA350-1000型機を使用し、QR6421便として11時にドーハ・ハマド国際空港を出発。乗務員は18名、乗客は144名でした。アラブ首長国連邦からオマーンにかけて飛行し、14時までの3時間のフライトでした。
チェックイン時もワクチン接種済みのスタッフが対応。機内では、世界初の「ゼロタッチ」機内エンターテインメント技術で、より安心して楽しめるフライトを提供しました。「ゼロタッチ」機内エンターテインメントは、機内Wi-Fiに接続し、座席背面スクリーンに表示されたQRコードをスマートフォンなどでスキャンすることで、エンターテインメントシステムとスマホをペアリングし、スマホで操作を可能とする仕組みです。
カタール航空は、ワクチン接種に加え、最新技術で接触機会を低減するなど、新型コロナウイルス感染拡大予防に力を入れており、イギリスのスカイトラックス(SKYTRAX)社による新型コロナウイルス対策を評価した「COVID-19 Airline Safety Rating」でも、最高評価の5ツ星を獲得しています。