全日空(ANA)は2021年4月30日(金)、2021年3月期発表にあわせ、保有機材数、機材計画を明らかにしました。ANAは2020年3月末に269機保有でしたが、2021年3月期は15機減の255機、ピーチは34機から4機増の38機、ANAグループ合計で303機から10機減の293機となりました。2022年3月末には、12機減少し、281機となる予想です。
ANAは2021年3月期までの1年間、ボーイング777-300型機あるいは777-300ER型機が5機、777-200型機あるいは777-200ER型機が6機、それぞれ減少しています。2021年3月期の期初計画では777-200型機を1機、減らす計画でしたが、コロナ禍の影響から前倒しで退役を進めています。
ボーイング767-300ER型機は、貨物機を含め2020年3月期から4機減の計30機となっています。このほか、ボーイング737-500の3機は完全退役、737-700は3機を退役させました。737-700の残る5機は2022年3月期に完全退役を予定しています。2022年3月期は32機を退役させる計画です。
2022年3月期の新機材導入は、計20機です。トゥールーズで保管しているエアバスA380型機をはじめ、ボーイング787-10型を1機、787-9型を8機、受領する予定です。このほか、エアバスA320neoファミリーを10機受領する予定ですが、このうち1機はA321LRを予定しています。このA320については、ピーチ向け機材も含まれた計画とみられます。
■ANA保有機数の推移と計画機種 | 2020年 3月末 | 2021年 3月末 | 前年度期末差 | 2022年3月末 機数予想 | 2022年 3月末計画 |
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A380-800 | 2 | 2 | - | 3 | 1増 |
777-300/-300ER | 35 | 30 | 5減 | 20 | 10減 |
777-200/-200ER | 20 | 14 | 6減 | 10 | 4減 |
777-F | 2 | 2 | - | 2 | - |
787-10 | 2 | 2 | - | 3 | 1増 |
787-9 | 35 | 36 | 1増 | 43 | 8増 |
787-8 | 36 | 36 | - | 36 | - |
767-300/-300ER | 24 | 21 | 3減 | 27 | 3減 |
767-300F/-300BCF | 10 | 9 | 1減 | ||
A321neo | 11 | 17 | 6増 | 22 | 5増 |
A321neoLR | 0 | 0 | - | 1 | 1増 |
A321 | 4 | 4 | - | 4 | - |
A320neo | 11 | 11 | - | 15 | 4増 |
A320 | 3 | 3 | - | ー | 10減 |
737-800 | 39 | 39 | - | 39 | - |
737-700 | 8 | 5 | 3減 | 0 | 5減 |
737-500 | 3 | - | 3減 | 0 | - |
DHC-8-400 | 24 | 24 | - | 24 | - |
ANA 計 | 269 | 255 | 14減 | ー | - |
ピーチ A320 | 34 | 38 | 4増 | ー | - |
ANAグループ 計 | 303 | 293 | 10減 | 281 | 12減 |