イギリス空軍のアクロバットチーム「レッドアローズ」は2021年6月4日(金)、ミッドランズ・エア・フェスティバルで2021年シーズンの曲技飛行をスタートしました。その華麗な演技の中でも、思わず歓声があがる科目をコクピットから見た様子をSNSで紹介し、話題になっています。
Twitter、Facebookではミッドランズ・エア・フェスタで披露した科目「クロスボウ(Crossbow)」のコクピットからの映像を紹介しています。クロスボーは、サイクロン(Cyclone)、オポジション・バレル(Opposition Barrel)、ブーメラン(Boomerang)と共に2機の機体が正面から交差し、会場の観客が必ず歓声をあげる人気科目の1つです。特に、クロスボウは左右から接近する2機が、会場中心を前に上昇・ロール後に降下し、観客の目の前で交差します。
レッドアローズは新型コロナウイルスの影響から、2020年はエアショー/イベントでの展示飛行が無く、他国のアクロバットチームと同様に寂しいシーズンでした。それを取り返すべく、2021年は多くの人たちにSNSを通じて展示飛行をアピールし、会場に来てもらおうと取り組んでいます。なお、2021年は13エアショー/イベントに参加し、計23回の展示飛行を予定しています。
日本でも航空自衛隊アクロバットチーム「ブルーインパルス」の2機が交差する科目は人気です。オポジット・コンティニュアス・ロールやタッククロスなどが披露されています。こうした科目は、航空祭でのみ見ることができる科目のため、海外のアクロチームのSNSなどでその違いを確認するのも楽しみの1つかもしれません。
Let’s fly with @jonbond_red6 at the @midlandsairfest display today. This is a manoeuvre called Crossbow - look out for @rafred7 trailing blue. #RedArrows pic.twitter.com/yzg9UDk91W
— Red Arrows (@rafredarrows) June 5, 2021