アイベックスエアラインズ、2021年3月期決算 純損失3.5億円

アイベックスエアラインズ、2021年3月期決算 純損失3.5億円

ニュース画像 1枚目:アイベックスエアラインズ CRJ-700
© アイベックスエアラインズ
アイベックスエアラインズ CRJ-700

アイベックスエアラインズは2021年3月期決算を発表、売上高にあたる事業収益は147億2,617万円で、前年度の76.8%でした。経常損失は6億3,170万円 、純損失は3億5,635万円でした。経常、最終損益ともに前期は黒字でしたが、赤字に転落しています。

新型コロナウイルスの影響から、移動制限、ウェブ会議やリモートワークなど新たな生活様式が浸透、企業の出張抑制など航空需要は蒸発し、地方都市間を結ぶリージョナル航空会社の経営にも甚大な影響が及びました。また、国際線との接続便として運航されていた成田発着のフィーダー路線を中心に需要が著しく減少した路線は、需給適合で損失の縮小に取り組みました。

コロナ禍でも需要が見込める路線へのシフトとして、仙台/小松線、福岡/小松線、新千歳/松山線を廃止。新たに鹿児島へ就航し、伊丹/鹿児島線、名古屋(セントレア)/鹿児島線の開設、既存路線での増便などで業績への影響を最小限にとどめる施策を展開しました。運航便数は17,844便で、前期実績の21,503便から3,659便減、82.9%に止まりました。

今後はコロナの長期化に備え、手元流動性の確保のため固定費を中心としたコスト削減に取り組みつつ、需要回復局面に備えます。

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