カナダを拠点とするポーター・エアラインズは2021年7月12日(月)、エンブラエルとE195-E2型機30機を確定発注、50機の購入オプションを伴う契約を締結しました。ポーター・エアラインズは、北米でE195-E2のローンチ・カスタマーとなります。
E195-E2は、120席から最大146席を搭載できるエンブラエルが製造する機種で最も多い乗客を輸送できます。2021年5月にエンブラエルの受注残に加えられており、今回、契約内容が発表されました。
オプションを行使した場合、カタログ価格での総額は58.2億米ドルです。なお、オプション契約はE190-E2への切り替えも可能です。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー製PW1000Gシリーズが搭載されます。
ポーター・エアラインズは現在、ボンバルディア製のDHC-8-400(Q400)を29機保有しています。この機材に加え、E2導入でオタワ、モントリオール、ハリファックス、トロントを発着するカナダ国内線だけでなく、アメリカ、メキシコ、カリブ海の人気の高いビジネスおよびレジャーの目的地へ投入される予定です。
契約したE2の初号機の納入と就航は、2022年下半期になる予定です。この機体の座席配置は未定ですが、この選定にあたり、Q400が「2-2」配列で中央の座席が無いことから、同様の座席配列を想定している模様です。