エアバスは2021年7月21日(水)、中国・天津のワイドボディ機完成・納入センター(C&DC)で完成した最初のA350を納入しました。天津C&DCから初めて納入したA350-900は、中国東方航空に納入された機体記号(レジ)「B-323H」です。
この機体は、トゥールーズで最終組み立てが終了後、4月20日(火)に天津C&DCへフェリーされました。C&DCでは、客室の設置作業、機体の塗装、製造後の飛行試験、納入する顧客による飛行検査、機体の納入作業と、航空機の引き渡しに向けた最後の完成段階の作業を担っています。
エアバスは天津に、A320ファミリーの最終組み立て・製造ラインを設けています。この施設に加え、2017年9月に隣接する敷地にワイドボディ機に対応するC&DCを設け、A330に対応してきました。2019年にマクロン大統領が中国を訪問した際、C&DCの能力を拡張し、A350にも対応することが決まっていました。