セントラルヘリコプターサービス、国内初H145//BK117「D-3」導入

セントラルヘリコプターサービス、国内初H145//BK117「D-3」導入

ニュース画像 1枚目:D-3に修改後の「JA145C」 (きりしまさん撮影)
© FlyTeam きりしまさん
D-3に修改後の「JA145C」 (きりしまさん撮影)

セントラルヘリコプターサービスは2021年8月20日(金)、国内で初めてH145//BK117D-3型が搬入されたと発表しました。機体記号(レジ)は「JA145C」です。川崎重工業岐阜工場から、セントラルヘリコプターサービスの本社がある県営名古屋空港にフェリーされました。

この機体は、川崎重工業岐阜工場を定置場として、2021年3月に国内で登録。その際は、BK117D-2でしたが、修理改造検査を経て国内初のH145//BK117D-3型となりました。テールローター部の垂直安定板には「BK117」に加え、大きく「D-3」と記されています。

D-3は、外観上の最大の特徴は、5枚ブレードのメインローター・システムです。BK117 D-2(D-2)では4枚ブレードでしたが、メインローターが増えることで飛行中の振動低減、客室の快適性が向上します。

ニュース画像 1枚目:D-2として飛行する「JA145C」 (T spotterさん撮影)
© FlyTeam T spotterさん
D-2として飛行する「JA145C」 (T spotterさん撮影)

国土交通省航空局は5月31日(月)、川崎重工にBK117ヘリコプターシリーズの最新型「H145//BK117 D-3(D-3)」の型式証明を認証。これを受けて国内でD-3の飛行が可能になり、今回のセントラルヘリコプターサービスへの納入となりました。

「JA145C」はドクターヘリの塗装が施されており、国内初のH145//BK117D-3型は救急医療搬送として、すでにD-2までに定評ある後部の観音開きカーゴドア、フルフラットフロアを備えたキャビンスペースなどを活かし、運航されます。

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