リース会社アボロン、A330-300PCF30機発注 IAIが開発

リース会社アボロン、A330-300PCF30機発注 IAIが開発

ニュース画像 1枚目:エアバス A330-300 イメージ
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航空機リース会社のアボロンは2021年10月4日(月)、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が手がけるエアバスA330-300旅客貨物改修機(PCF)を30機、発注しました。IAIは、まず改修プログラムの追加型式証明書(STC)取得を目指します。今回契約した航空機は、アボロンが2025年から2028年にかけてIAIが手がけるA330-300PCFの改修スロットを確保し、ローンチ・カスタマーとして開発を支援します。

アボロンは2021年に航空貨物の収益1,500億米ドル超が今後20年間でeコマースの取引増加により2倍になるとの予測を踏まえ、その成長をサポートする機材としてA330-300を選定。旅客機から貨物機への改修作業全体は、IAIをパートナーに選定しました。

IAIが開発するA330-300PCFは最大ペイロード61トン、航続距離は約6,600キロメートルです。メインデッキには最大27個のパレットを搭載でき、これまで発表された仕様より1つ多いパレット搭載が可能です。ドアの位置を変更することで、この貨物量の容量増加を実現します。

なお、IAIは航空機リース会社のGECASと777-300ER旅客機の貨物専用機への改修プログラム「777-300ERSFプログラム」を現在、展開しています。このプログラムは2022年に開始される予定で、ペイロード52トン、航続距離は約8,600キロメートルの開発を進めています。

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