横田基地、10月18日〜29日にサムライ即応監査 外来機・CV-22使用なし

横田基地、10月18日〜29日にサムライ即応監査 外来機・CV-22使用なし

ニュース画像 1枚目:以前に実施されたサムライ即応監査で飛行中のコクピット
© U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Jessica Avallone
以前に実施されたサムライ即応監査で飛行中のコクピット

アメリカ空軍横田基地で2021年10月18日(月)から10月29日(金)まで、サムライ即応監査(SRI:Samurai Readiness Inspection)が実施されます。このSRIは、通常の運用時間帯の7時30分から21時30分に航空機を使用しますが、10月25日(月)から10月29日(金)は24時間体制で実施予定です。航空機は通常より運用が増える予定ですが、外来機と横田基地に配備されているアメリカ空軍のCV-22オスプレイは使用しません。

サムライ即応監査は、仮想戦闘環境で基地の機能をテストする運用即応演習(ORE:Operational Readiness Exercise)で、その監査が行われます。OREは、テロ攻撃や、航空機・地上戦闘力などによる基地への攻撃を想定し、実践的な即応体制を敷く訓練です。

大音響の出る特殊なスピーカを使い、サイレンや広報を行うパブリック・アドレス・システム(PAS)を使用する予定です。期間中には数回、金属製の容器内で爆発物を破裂させ、爆発音を発生させるグラウンド・バースト・シミュレーター(GBS)と煙幕も使用します。滑走路上の鳥を追い払う疑似音を出す装置「バッシュキャノン」を使用する可能性があります。10月25日(月)から24時間体制になった際、通常の運用時間帯に空砲を使用する予定です。

北関東防衛局は、アメリカ軍に対し、演習実施時には周辺住民への影響を最小限にとどめるよう配慮を申し入れています。また、周辺自治体も口頭要請で、基地外に影響を及ぼさない配慮、使用する航空機の安全対策の徹底、市街地上空での低空・旋回飛行訓練を実施しないよう申し入れています。

期日: 2021/10/18 〜 2021/10/29
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